よくあるゲームの演出をRPGツクールで再現するには?
ゲームが開始した時に真っ暗な画面からフェードインする演出はよくありますよね。
これをRPGツクールMZ(あるいはMV)で再現するにはどうすればよいのでしょうか?
今回は真っ暗な画面からフェードインしてゲームを開始する方法を解説していきます。
真っ暗な画面からフェードインさせてゲームを始める手順
設定のながれ
真っ暗な画面からフェードインさせるために必要な処理は以下の通りです。
- 自動実行されるイベントを作成する。
- 画面の色調変更で1フレームで真っ暗にする。
- 画面の色調変更で任意のフレームで元の色調に戻す。
- セルフスイッチで繰り返さないようにする。
RPGツクールMZでは「フェードアウト」の処理もあるのですが、これは明るい画面から切り替えるときにつかうので、はじめから暗い画面にすることができません。
そのため、上記のような手順が必要になってきます。
ここからはこれらの設定について補足説明をしていきます。
自動実行されるイベントの作成
ゲームの開始から何かしらのイベントを起動させるには、トリガーを「自動実行」に設定したイベントを作成する必要があります。
だいたいの場合は、操作キャラクターがいけないような場所にイベントを作成します。
画面の色調変更で真っ暗にする
作成した自動実行のイベントに「画面の色調変更」の処理を追加します。
赤・緑・青をすべて-255にすれば真っ暗な画面にすることができます。
大切なのは、時間を1フレームにすることです。時間を1フレームにしておかなければ、徐々に画面が暗くなってしまうので、思ったような効果がかかりません。
色調変更で通常に戻す
画面を真っ暗にしたら、次は通常の色調に戻していきます。
「画面の色調変更」を選択すれば、デフォルトで通常の色調になっていますが、赤・緑・青を0にすれば、通常の色調に戻すことができます。
今回は画面を真っ黒にする時と違って、時間は60フレーム以上にしておかなければ、一瞬で画面が戻ってしまって、フェードインっぽさがでなくなってしまいますので注意です。
セルフスイッチで繰り返さないようにする
ここまでの処理ができたら、最後はセルフスイッチのどれかをオンにして、ここまでの処理が繰り返さないようにしていきます。
例えば、セルフスイッチAをオンにして、セルフスイッチAが入っている時に実行されるページを作成します。
そのページの実行内容が何もなければ、画面のフェードインの効果は繰り返されることはありません。