本業でWebディレクションやプロジェクトマネジメントをして、そのサポートとかもするなかで、「どうやったら良いプロジェクトマネージャーになるだろうか」と考えることが多いのです。
良いプロジェクトマネージャーになるには、ただ単にPMBOKに書いてあるようなプロジェクトマネジメントの知識があるだけでなく、リーダーシップや技術への理解も必要だと思うのですが、大前提として仕事ができる人間でなければならないと常日頃思っています。
世の中には「仕事ができない」と呼ばれる人がいますが、そのような人にいくらプロジェクトマネジメントの知識を与えても、優れたプロジェクトマネージャーになるとは思えません。
では、仕事ができないとはどういうことなのでしょうか?
経験則になってしまいますが、仕事ができないとは大きく以下の何かに該当することだと思います。
「仕事ができない」の要素
- 仕事が遅い(速度の問題)
- 仕事の質(精度の問題)
- 期待した成果物が出てこない(理解の問題)
仕事が遅い(速度の問題)
仕事が遅いというのは、仕事ができない理由によく挙げられます。
依頼した仕事がなかなか完了しなかったら、「仕事ができないな~」と思うものです。
しかし、仕事が遅いという問題は、意外と原因はシンプルなものです。
多くの場合、仕事が遅いのは、そもそもやる気がないか、その仕事ができるほど技術や知識がないことが原因です。
そのため、仕事の速度というのは、モチベーションアップや訓練によって改善できます。
仕事の質(精度の問題)
仕事の質、つまり制度の問題も仕事ができるできないの判断軸になります。
依頼した仕事がミスばかりだと、やはり仕事ができないと言われてしまいます。
ではどうやったらミスが減るか……なのですが、これはまた別で考えていきたいです。
期待した成果物が出てこない(理解の問題)
個人的に最も問題だと感じているのが、期待した成果がでてこないという「理解の問題」です。
部下に仕事を依頼して、出来上がったものを見て「こういうことじゃないんだけどな~」と思ったことはないでしょうか?
私の実体験でいえば、とある制作会社さんに「こういう開発はできますか?」と尋ねたところ、営業さんに関係のない制作実績を延々と話されたことがあります。
このように、期待していた成果物が得られない場合も、仕事ができないと評価されます。
相手が何を求めているのかを正確に理解できなければ、期待に応えられる成果物をつくることができません。これは認知能力に関係すると思われますが、大人の認知能力を伸ばすというのはなかなか難しいかもしれません。
今後こうしたことも調べていこうかなと思ってます。